2011年12月4日日曜日

iPadで新聞・雑誌の定期購読 料金の3割アップルに

【ニューヨーク=山川一基】米アップルは15日、タブレット型端末「iPad(アイパッド)」や携帯電話「iPhone(アイフォーン)」向けに、iphone 5 新聞や雑誌などを定期購読できるサービスを始めたと発表した。

iPadなど向けのソフトを配布するネットサービス「アップストア」で受け付ける。利用者はこれまで1号ごとや、1カ月たつごとにアップストアにアクセスし、その都度決済する必要があった。新サービスでは、 iphone 利用者が解約するまで購読が継続され、自動決済される。

従来の仕組みでは、長期購読者になってもらえる可能性が低く、新聞・雑誌業界からは「長期契約を前提としたいまの安い価格では販売しにくい」との声があった。このため、今月2日に米ニューズ社とアップルが組んで始めたiPad向け新聞「ザ・デイリー」が定期購読サービスを初めて導入。今回、他社も利用できるようにした。

新聞社・雑誌社にとっては購読者を増やす機会が増えるが、この仕組みを使って獲得した購読者の購読料の30%はアップルに入ることになる。 ipad また、新聞社や雑誌社がウェブサイトなどを使い自前で購読者を獲得する場合の購読料は、アップルとの契約により、アップストア経由より安く設定することが認められない。



スティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は「我々の哲学は単純だ。アップルが新たに顧客を獲得した場合は売り上げの一部をもらう」とコメントした。

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